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売れるウェブサイトとは
- 2020年5月18日
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- 自分で作るランディングページ (0)定義
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- タナカアツシ

では、さっそく、テクニックの紹介と解説に…と言いたいところなんですが、もう少しお待ちください。テクニック集でいう「売れるウェブサイト」について、ざっと解説しておきます。
まずは、このテクニック集のコンセプトである「売れるウェブサイト」について、定義しておく必要がありますからね。
「売れるウェブサイトの基本形」とは?
売れるウェブサイトの基本形とは何か?ということです。
売れるウェブサイトにおいて最も重要になってくるのは、ランディングページであると考えています。もちろん、1枚もののランディングページに加え、専用サイト型のランディングサイト(サイト全体で販売するタイプ)も同じです。
このどちらにも共通して求められるのは、LPOの概念・意識です。サイトを作っていく過程で考えなければならないLPOのポイントが、売れるウェブサイトに密接に関係しています。
ランディングページ(Landing Page)とは、検索エンジンや広告などを経由してアクセスしてきたユーザー(見込み客)が最初に見るウェブページのことで、最初にユーザーが接触することを飛行機の着陸(Landing)に例えて、このように表現されています。
最近は1枚もののページだけでなく、複数のページを組み合わせたサイトとして構成されているランディングサイトも多く見られます。
マーケティングに詳しい方は耳にタコができるくらい聞いたことがあるでしょうが、企業や商品、サービスの付加価値を高め、熱心なファンをつかみ、ビジネスを有利に進めていくためにブランド力を高める「ブランディング」というマーケティング手法があります。
第一印象というのは、人間関係だけでなく、商品やサービスにおいても非常に重要です。
人間関係であれば、何回か会っていくうちに印象が良くなることもありますが、ウェブサイトにおいては、残念ながら「第一印象が悪い=2度と見てもらえない」を意味します。
すなわち、あなたの商品やサービスにお金を払ってくれる可能性が極めてゼロになります。
このように現実はとても厳しいので、初めて見込み客と接触するランディングページは非常に重要であり、売上に大きな影響を及ぼす存在であるということです。
「ランディングページの効果的な作り方」とは?
では、このランディングページをどのように効果的に作り上げていけばいいでしょうか。
ランディングページを効果的に使い、見込み客を商品購入やサービス申し込みなどに誘導する方策のことを総じて、ランディングページオプティマイゼーション(Landing Page Optimization)、略してLPO(エルピーオー)と呼ばれています。
これを読んでくださっている方の中にはSEOを得意としている方、知っているよという方がいらっしゃるかもしれません。
SEOとLPOは、根本的に対象とするターゲット層、すなわち誘導するキーワードが異なりますし、それと同時にウェブサイトの構成や必要なコンテンツも違ってきます。
SEO向きのサイトは、ある程度の情報量が必要になるため、ボリュームのあるコンテンツリッチなサイトになり、基本的にはユーザービリティとコンテンツの質を中心に考えてウェブサイトを構築していくことになります。
先ほどお伝えした専用サイト型のランディングサイト(サイト全体で販売するタイプ)は、SEOを中心にしてアクセスを獲得していくことが多くなります。
逆に、LPOで対策するページは検索連動型やSNSなどの広告から直接訪問してもらうことを想定しているページなので、どちらかと言うと商品の購入やサービスの申し込みに近い位置にいる、購入意欲が高めの見込み客に向けたページです。
ということは、よりコンバージョン(購入や申し込みの成約)を意識した構造、申し込みやすさ、申し込み直前の不安解消などなど「売るため」のポイントが重要になってくるわけです。
もちろん、広告を使うからLPO、検索からのアクセスのみを考慮しているからSEOという単純な話ではありません。
「どういった状態の見込み客か?」、具体的には「どのようなキーワードからのアクセスか?」を考慮し、見込み客の状況や感情にあったページが用意できるのかということです。
つまり、見込み客の感情やキーワードとの関連性、心情・行動の流れを考え、よりコンバージョンに近づける対策ができるかどうかの最前線がランディングページです。
コンバージョンを高める意識を持ってランディングページの制作を行うかどうかは、売上に大きな違いをもたらします。ランディングページを効果的に使うことで、売り上げは間違いなく上がります。
そして、そのランディングページ自体を「売れるウェブサイト」に変えるテクニックがあれば、自然に売れるページを作る技術も向上します。
このことから、このテクニック集では、売れるウェブサイトを作るという点において、ランディングページの作り方を学んでいくことで、そのテクニックを習得できると考えております。
そこで、このテクニック集では、主に、検索エンジンやSNSの広告からアクセスを集める際のランディングページの制作を例にしてランディングページの制作を例にして、ポイントやテクニックを解説していきます。
せっかくお金をかけて集めたアクセスです。広告からページに来てくれた方に対して商品やサービスを紹介するわけですから、コンバージョンが何よりも重要なページですよね。
細かい状況によって売れるウェブサイトの要因は違いますので、全てを解説するのは不可能ですが、難易度の高いランディングページを作れるようになれば、SEO向けのウェブサイトに応用するのも難しくありません。
だから、ぜひ、しっかりとテクニックを身に付けてください。
ページ構成の基本と用意すべきコンテンツ一覧
それでは、お待たせしました。具体的な作業の解説に入っていきます。まずは、そもそもランディングページに必要不可欠な要素について見ていきましょう。
- ロゴマーク・会社名
- お問い合わせページへのリンク・電話番号
- ヘッダー画像・キャッチコピー
- 商品の説明・使い方
- スタッフ紹介・実績紹介
- 会社の歴史
- 価格
- お申し込みボタン
- 注意事項・配送方法など
準備段階なので、コンテンツを用意しすぎるくらいがちょうど良いのですが、まず用意すべきはざっとこんな感じです。これら全ての要素が、見込み客の購買意欲や意思決定に関わっていることが、データにより実証されています。
つまり、逆に考えると、売れるウェブサイトには、データに基づいたある程度の法則性があり、誰でも再現することができるということです。
このテクニック集では、ランディングページに設置しなければならない要素と、それらを効果的に見せる方法、それに連動するデザインを再現しやすく解説していきます。
ランディングページの構成要素を大きく7つのポイントに分類し、そのポイントを構成する具体的な要素やパーツについて解説し、それをウェブサイトにどのように落とし込んでいく方法をわかっていただけるはずです。
ここに書かれている各ポイントの構成要素が全てではありません。各ポイントを構成する要素は、目に見えるもの、見えないものを含めて無数に存在します。そのため、効果的なものだけをピックアップしています。
明確に説明できる部分もあれば、「経験に基づく勘」のようなもので、自分で気づくしかない部分もあります。さすがに、勘に頼る部分は解説することができませんので、可能な限り論理的に改善できるポイントだけのご紹介となります。
ポイントと、それを構成する要素がわかると、他にも色々と見えてくる部分があると思います。ここに書かれている要素以外でも、あなた自身が各ポイントに及ぼす影響があるだろうという要素があれば、ご自由に追加してみてください。
また、解説している各ポイントとそれを構成する要素は、ある程度の効果が出ることは私の経験上では立証できていますが、全ての商品・サービスに同様の効果があるというものでもありません。
LPOの基本概念は、データをベースに立てた仮説をテストによって立証していくことです。そして、もっとも効果のあるマーケティング戦略は、PDCAを繰り返していくことです。
ですから、常にテストを行い、実際にあなたの商品やサービスの広告用ページにおいて、効果があるものだけを採用していくという考えて実践してください。
もし、小規模事業者に該当する方で、「時間がない」や「自分で作るのが難しそう」…という場合、こちらの記事をご覧ください。
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